関連記事
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2017.07.11(TUE)
GPIFの運用を見て思うこと
先週7月7日、私たちの公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立法人)の2016年度運用成績が公表されました。結果は+5.94%(市場運用部分)。GPIFは運用資産を約145兆円も有する世界最大の機関投資家ですから、運用益も約8兆円と巨額となりました。 ところで、GPIFは2001年度から本格的に金融市場で資産運用を開始したのですが、以前は主に年金福祉事業団が財政投融資債を購入するかたちで […]
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2018.09.06(THU)
マーケットレビュー(2018年8月)
まもなくリーマンショック(2018年9月15日)から10年を迎えます。 「あの頃、皆さんはどのような状況でしたか?」 私はバリューマネジメントを創業して約2年が経過(40歳)。事業も少し軌道に乗り始めた頃でしたが、リーマンショックで状況は一変しました。このことがその後の私の仕事や人生に及ぼした影響は、かなり大きなものとなりました。 ※お客様にも多大なご心配をおかけした時期でした。 当時 […]
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2017.07.18(TUE)
情報とのつきあい方
資産運用業は「金融産業」であると同時に「情報産業」とも言えます。 投資家は様々な情報を元に投資の意思決定を行いますが、 企業や年金等の機関投資家は四半期、半期、年度などの決算期があるが故に 結構、短期思考の投資行動にでてしまうことが多いように感じます。 例えば、株式市場に短期的な悪い情報が出て、株価が底値の時(本来は買い時)、周りの投資家が売却しているという情報を目の当たりにして、自分たちも急いで […]
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2019.04.13(SAT)
マーケットレビュー(2019年1-3月)
【全体感および私見】 昨年からの米中貿易戦争やFRBの利上げの影響から、世界中で景気減速が表面化してきた2019年1-3月期。しかし予想に反し、株式市場を中心とした世界金融市場は堅調な動きを見せました。 世界景気の減速に加え、英国のEU離脱問題や米中貿易戦争等の政治リスクも全く収まる気配がない中で、欧米の中央銀行が一転して「金融引き締め姿勢を転換したこと(むしろ先行き緩和姿勢)」や「中国政府の大規 […]
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2017.11.30(THU)
金融業の未来
すでに皆さんもご存じのニュースだと思いますが、去る11月13日、みずほフィナンシャルグループはメガバンクとしては異例の人員と店舗の削減を柱とする「構造改革」を発表しました。(10年後に現在の人員7.9万人を6万人まで減らし、店舗も500から400に減らしていくといった内容) みずほFGでここまで危機感が高まっている理由として、①日銀のマイナス金利政策や人口減少で収益環境が悪化している現状と②フィン […]