先週末、ビジネスパートナーのYさんに贈って頂いた「WHYから始めよ!(サイモン・シネック著)日経新聞出版社」という本を読みました。
この本の中で、米国コンサルタントの著者は「ビジネスで成功している個人・組織」の共通項として「それは全てWHYから始まっている」と説いています。
ライト兄弟、キング牧師、アップル、サウスウェスト航空など卓越した成功を収めた個人・組織の根底にある考え方は、すべて「なぜ自分たちはこれをやっているのか?」という自問から始まっており、その解決方法として何(WHAT)かを、何らかの手段(HOW)で行っているのです。
私はそれを「初心忘るべからず」ということだと解釈しました。
例えば、アップルのなぜ(WHY)?は、良質なテクノロジーを提供することではなく、現状に挑戦し社会を変革するという点にあります。パソコンやスマートフォンは、あくまでそのための手段(HOW)であり、結果(WHAT)にすぎないのです。
「アップルはコンピューター会社ではなく、現状に挑戦する会社」
WHY?こそが、個人のライフスタイルや組織のアイデンティティーを示します。
WHY?は創業者の思想や生き方の中に存在し、それが創業メンバーであったり、社員であったり、取引先であったり、そして最終的にはお客様に伝わっていくことで、会社は成長を遂げていきます。
そして長く反映する会社は、創業者が亡くなった後でも、そのWHY?が生き続けているのだと強く感じます。
「バリューマネジメントのWHY?は何か?」改めて初心に戻って考えてみました。
バリューマネジメントは金融商品仲介業者(法的にはそうなのですが)でなく、
豊かな人生を支える財務基盤の構築と管理(=資産運用)について、
高い専門性と豊かな人間性を持つファイナンシャルアドバイザーが、
お客様を長期にわたって全力でサポートする会社です。
「これからの時代に必要不可欠な個人(パーソナル)に焦点をあてた資産運用サービス、しかしそれを本気でやっている会社が日本にはない」と感じたから、弊社がやる。
それがバリューマネジメントのWHY?です。
またそれを実現する最大の鍵は「信頼」であることも、本の中で再確認できました。
(抜粋)
・歴史的にみても信頼は企業や社会が発展するうえで、技術そのものより大きな役割を果たしてきた。
・信頼は私たちが人生を歩んでいく基盤。
・信頼がなければリスクをとることはできない。
さあ心新たに「WHYから始めよう!」。
最近、少しもやもやした事が多かったので、いいタイミングでいい本を贈ってくださったYさんに感謝です!!