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2018.01.24(WED)
裏付けのある資産
年初から世界の株式市場が好調です。一方で米国の長期金利が上昇しており、債券価格は下落。為替市場では、米国の長期金利が上昇しているので、日米金利差の拡大で円安ドル高が起きてもよさそうですが、逆に米ドル安となっています。 これは日米のマネー量、金利水準等の将来予想比較の中で起きていることではあるのですが、短期的に価格は需給で決まり、経済学の教科書通りには動かないことを示しているとも言えます。 ともかく […]
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2024.04.24(WED)
木を見てから森を見る
「木を見て森を見ず」これは物事の細部(木)にとらわれて、全体(森)が見えていない状況を表す有名な格言です。私も仕事柄、物事を俯瞰して見ることを意識して「木を見て森を見ず」の状態に陥らないよう気をつけています。 しかし一方で、この格言は「木を見なくていい」と言っているわけではありません。残念ながら21世紀に入ってからは「森を見て木を見ない企業群」が世界経済を独占しつつあります。インターネット上のビッ […]
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2019.03.11(MON)
金融業界の未来
「これから数年で日本の金融業界は激変していく。」 多くの人が、そう予感がしているのではないでしょうか。 おそらく一番敏感に感じ取っているのは、既存の金融機関(銀行、証券、生損保)で働いている人たちでしょう。 それは銀行から有望な若手社員が続々と転職をしている現状に表れているような気がします。おそらく証券や生損保業界でも同様のことが起きていると推測します。 このような状況に陥るトリガーを引いたのは、 […]
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2018.08.31(FRI)
健全なる楽観論
投資の意志決定に関して「情報」が大切なことは言うまでもありませんが、実はこの情報こそが「長期投資の成功を阻害する最大の要因」になることも、私たちはよく認識しておく必要があります。 私たちは多くの情報について、新聞やテレビやインターネット等のメディアを通じて取得することになりますが、これは二次情報であり、マスコミが大衆の注目を集めるため都合よく操作することも、おそらく頻繁に起きていると推測されます。 […]
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2018.03.01(THU)
俯瞰(ふかん)する
長年、金融マーケットで仕事をしてきましたが、一般の人より少しできるようになったかなと感じるのが「俯瞰(ふかん)する」ということです。 「俯瞰」の意味を辞書で調べると「高いところから見下ろし眺めること」と定義されています。 「俯瞰」に近い意味で「鳥瞰(ちょうかん)」という言葉もあります。鳥瞰はいわゆる鳥の眼を持つということで、これも俯瞰と同様、「高いところから見下ろし、大局観を持って、物事を見る」と […]