「これから数年で日本の金融業界は激変していく。」
それは銀行から有望な若手社員が続々と転職をしている現状に表れているような気がします。おそらく証券や生損保業界でも同様のことが起きていると推測します。
金融業界全体として自業自得という側面があるにしろ、日銀のマイナス金利政策で安定収益を奪われ、法令順守は当然かつ最も大切なことですが、実際には金融機関のアニマルスピリッツを奪い、積極性を失わせている。
そんな近未来予想図が政治や行政やマスコミを通じ語られているように感じますが、個人的にはこのような風潮から生み出される金融業界の未来にポジティブなイメージを持つことは全くできません。
ビッグデータやアルゴリズムで分析することで「個々の人生とお金に関する正しい意思決定」を簡単に導きだせる、そんなものでは決してないのだと思うのです。
「人間の私たちにしかできない仕事はなくならない」
「それどころかますます重要になってくる。」
それが未来の事実になっていると私は思います。
(とは言え、今のままのやり方では、本当に駄目になっていくということも自覚しながら…)。
2011年3月11日の東日本大震災から8年目の今日。
日々元気に仕事ができることに感謝しつつ、ファイナンシャルアドバイザーという仕事の本質を改めて確認し、しっかりとお客様と向き合っていかなければならないと、私も心を新たにしたところであります。