50にして想う

2018.08.22(WED)

昨日、第100回全国高等学校野球選手権記念大会(夏の甲子園)の決勝戦が行われ、大阪桐蔭が春夏連覇を達成、全国3781校の頂点に立ちました。

決勝戦で敗れた金足農業は残念でしたが、地元密着の公立高校が私立の強豪校を次々と打ち負かしていった姿は多くの人に感動を与え、ある意味、優勝した大阪桐蔭よりも注目度が高かったと言えるでしょう。

また今大会はレジェンド始球式など高校野球の歴史を感じさせる企画もあり、100回記念大会に相応しい数多くの熱戦もあり、指折りの記憶に残る大会になったことは間違いないでしょう。決勝戦が終わった時、甲子園上空に綺麗な虹が出現したのが、それを象徴しているかのようでした。

さて実は私も32年前、地方の高校野球球児でした。

私の同級生で、当時甲子園で最も活躍していたのがPL学園の桑田、清原です。

準決勝(金足農業VS日大三高)の始球式で元PL学園の桑田真澄の投球を見た時は、年甲斐もなく胸が熱くなり、ついでに目頭まで熱くなった次第です(笑)。

そして翌日の決勝戦、同じく元PL学園の清原選手の姿を見た時、こちらは違った意味で涙が出そうになりました。

2人の人生は対照的なものになったかもしれませんが、間違いなく自分の時代の高校野球レジェンドは、この2人だったと思います。

普段、ほとんど過去のことを回顧しない私ですが、桑田と清原を見ているとPL学園が全盛期に高校生だった自分達も、その後それぞれの人生を歩み、今みんな50歳(もしくは51歳)になったのだなーと、感慨深い気持ちになりました。

そんな懐かしモードにスイッチが入ったわけではないのですが、今年はお盆休みを利用して、実家の松山で30年ぶりに高校の学年同窓会に出席してきました。

久しぶりに会う恩師や同級生と旧交を温め、とても愉しい一時を過ごしてきましたが、そこで既に亡くなった友人がいることも知りました。

色々な意味で高校を卒業してからの時の流れを感じると同時に、人生において残された時間についても意識せずにはいられませんでした。

「残された時間を自分はどのように生きていくか?」

高校球児のような輝きは無理かもしれませんが…、

「自分が持つこれからの時間をいかに有意義に使っていこうかな?」
「その前に、自分にとって、ほんとうの豊かな人生(有意義な人生)ってどんなもの?」
等々、


そんな人生の課題にどう立ち向かうかについて、50歳にして、改めて考える2018年夏です。

関連記事