2020年

2020.01.31(FRI)

皆さん、ちょっと遅くなりましたが本年もよろしくお願い申し上げます!
※年明けから何かと忙しく、ブログを書く時間と気持ちの余裕が不足しておりまして、
という苦しい言い訳をしつつ…(苦笑)。

さて2020年は日本にとって、東京オリンピックが開催されるなど特別な年になりそうですが、年初から米国とイランの確執激化・新型コロナウイルス問題等で、金融市場はかなりの荒れ模様となっています。

今まさに、国家間の地政学リスクや天災・疫病リスクがマーケットの話題を独占していますが、これらのリスクは歴史的に頻繁に発生しているリスクであるということを忘れてはなりませんし、残念ながら今後もこの種のリスクが世の中から消えることはありません。

しかしポジティブな側面から見ると、世界経済・社会は様々な問題を(完全とは言えないまでも)その都度克服してきたという事実があります。

そしてその問題解決力自体が経済や社会の進化を促進しているという面があることも理解しておかねければなりません。

2020年も当ブログでは長期投資に必要な投資家マインドを醸成すべく、その時々の社会経済の個々の点の情報を「点から線へ、線から面へ、面から立体的に」と俯瞰しながら、書いていこうと思っております。

また個人的には、今年からブログでの四半期経済観測を止めることに致しました。

これは上場企業の四半期決算においても言われていることですが、
四半期決算になってから多くの経営者が短期志向になってしまったいうことに近い理由からのことです。
(もう四半期決算を止めた方がいいという意見もあるくらいです。)

長年私も、年金基金や金融機関等の機関投資家が、運用会社から丁寧な四半期報告を受けている様子を見て、個人投資家にもそのようなキメ細かな同様のサービスを実現したいと考え行動してきましたが、それが逆に個人投資家のストロングポイントを消してしまう結果を招きかねないということを、年々強く感じるようになりました。

個人投資家が機関投資家と異なり優位な点は、四半期毎、1年毎の決算における損益を意識しないで、長期的に構えることができるところです

それなのに機関投資家と同じ視点と時間軸で行動をしてしまっては、機関投資家と比較して情報劣後にある個人投資家が、マーケットでいい運用成績があげられるはずがありません。(要するに四半期毎の損益を気にしたところで、いいことは何もないということです)。

そんな思いから、長期投資をサポートするための当ブログにおいては、より人生を豊かにするための長期投資の考え方であったり、地球上のどこに将来の成長機会があるのかといったようなことについて、私の視点から、無理のないペースで愉しく書かせて頂けたら、これ幸いと思う次第です。

最後に私事で恐縮ですが、1990年から30年間、資産運用の仕事に携わり今年4月から31年目に突入します。

過去30年間積み上げてきたものは意識せずとも必要なものは残ると信じ、
意識としては1990年当時、何の知識もないが挑戦する気持ちだけがあった新人時代に戻って、
2020年からのこれからを「挑戦する心」をもって愉しく生きていきたいと思っております。

どうぞ引き続きよろしくお願い致します!!

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