
IFA中浜による 長期投資の視点
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2025.06.26(THU)
時間が経つのは早い
2006年7月7日、私は38歳の時にバリューマネジメントを起業しました。来月で創業から19年になり、気づけば私も57歳です。日本の中小ベンチャー企業は創業から3年以内に、約半分近くが廃業するらしいので、そう考えると我ながら「継続」という面では頑張ってきたと思います。 一方で当社と同時期くらいに創業して、その後に大きく会社を成長させている経営者の皆さま方の才覚を見るにつけ、正直自分は会社経営者として […]
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2025.06.06(FRI)
2025年5月の金融経済動向(中浜の視点)
5月の世界株式市場は、米英間の貿易協定の締結や米中間の追加関税の大幅な引き下げが決まったことで、トランプ関税への過度な警戒感が和らぎ上昇(反発)しました。加えて1-3月期の企業決算も米国大型テック企業を筆頭に堅調だったことが、株式市場のサポート要因となりました。 4月は米国トリプル安(株式・債券・通貨)の展開でしたが、5月は米国株が急反発、一方で米国債や米ドルが前月に続き弱含みの展開でした。その主 […]
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2025.05.29(THU)
金融戦国時代の様相
本日NTTドコモが、インターネット銀行大手の住信SBIネット銀行を買収する方針を固めたとのこと。銀行業への進出で携帯電話事業に依存するビジネスモデルから脱却し、自社が持つサービスを相互に結び付けて「経済圏」を強化することで、顧客の囲い込みを図るのが目的のM&Aです。 本日の上記ニュースにも象徴されるように、最近の金融業界は他業界からの参入もあり、大きな変革期を迎えております。 2週間ほど前 […]
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2025.05.08(THU)
2025年4月の金融経済動向(中浜の視点)
先月の世界金融市場は、トランプ米大統領が4/2に公表した「相互関税政策」に大きく動揺しました。月間ベースの各指数の騰落率は、結果的にそこまで大きくありませんでした。しかし月中の値動きは激しく、米国を代表するS&P500指数も一時的に5000ポイント割れまで売り込まれました。今回の一連の関税政策は金融マーケットに大きな衝撃を与えただけでなく、第二次世界大戦後に築き上げてきた世界の自由貿易の仕 […]
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2025.04.27(SUN)
読書をして、徒然なるままに思う事
自分とは異なる情報や知識や経験を有する古今東西の人たちの考え方(世界観)に、書籍を通じて触れること。それは単純に楽しいことでもありますし、自分自身の仕事や人生に新たな視点を与えてくれます。 そういった意味でジャンルを問わず読書は人生を豊かにしてくれます。 私も月平均で1冊~2冊くらいは新しい本を読んでいる感じですが、最近では、先日残念ながらお亡くなりになった経済アナリスト森永卓郎さんの遺作「保身の […]
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2025.04.02(WED)
2025年3月の金融経済動向(中浜の視点)
新年度、桜も満開の季節を迎えておりますが、今週は真冬に戻ったような天気ですね。個人的には資産運用の仕事を始めて35年目の春を迎えております。過去に培った経験をベースにしながらも、新たな知見をどん欲に吸収して、まだまだIFAとしての質を高めていきたいと思っております。そして皆さまの資産運用に貢献できるよう、引き続き頑張ってまいります!(それにしても最近の天候は急に暑くなったり寒くなったりで、昨今の金 […]
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2025.03.25(TUE)
若い世代の未来のために(せめて出来ること)
2025年3月24日付の日本経済新聞に「生活保護、過半が65歳以上」というタイトルの記事が掲載されていました。昨年から当社では、中小・ベンチャー企業向けの確定拠出年金(DC)導入コンサルティングを始めたこともあってか、個人的に「老後生活資金に関するニュース」に敏感になっているような気がする今日この頃です。 【上記記事のポイントは、概ね以下のような感じです。】 ①2023年度の日本の生活保護受給者数 […]
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2025.03.09(SUN)
2025年2月の金融経済動向(中浜の視点)
2025年2月の世界金融市場は、米トランプ政権の様々な関税発動に右往左往しました。今、米国と貿易をする全ての国地域が経済的なプレッシャーを受けています(米国自身も)。加えて外交面ではウクライナにディールを仕掛け、ロシア寄りのスタンスを鮮明に。内政では大統領の信認を受けたイーロンマスク氏が政府機関の人員削減に権力をふるっています。 まさしくトランプ大統領らしい第二期のスタートダッシュと言えますが、米 […]
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2025.02.28(FRI)
どうしようもないこと
人生においては時々、自分では「どうしようもないこと」が起きたりしますが、資産運用も例外ではありません。資産運用をする場である金融マーケットでは、近年その類の出来事が2月に頻繁に起きている気がします。 5年前(2020年)の2月、中国で発生したコロナウイルスがイタリアでも発見され、その後世界的な大流行になりました。3年前(2022年)の2月には「ロシアのウクライナ侵攻」が始まりました。そして今年(2 […]
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2025.02.07(FRI)
2025年1月の金融経済動向(中浜の視点)
ついに米国で第二次トランプ政権が発足しました。いい意味でも悪い意味でも大きな変化が予想される2025年です。そんな中、1月の主要中央銀行の金融政策決定会合は、それぞれに異なった様相でした。 日本は利上げ(0.25%→0.5%)、米国は据え置き(4.5%)、ユーロ圏利下げ(3%→2.75%)。それに加えて各国の日々の長短金利の動きも微妙に異なっていました。それは景気・物価・財政などが複雑に絡み合って […]